レーシック手術の方法
iLASIK®(アイレーシック®)とは
通常のレーシックを既製品とするならば、オーダーメイドのレーシックであるカスタムレーシック。いろいろなカスタムレーシックがありますが、下の3つのシステムを駆使しておこなうカスタムレーシックのことだけをiLASIK® (アイレーシック®)と呼びます。

フラップを作成するフェムトセカンドレーザーを、最新の "Intralase iFS" にバージョンアップし、国内初のiFSを使用したiLASIK®(アイレーシック®)を開始しました。



瞳孔から網膜に光をあて、跳ね返ってきた約240ヶ所ものデータポイントを独自の技術で波面状に表して、低次収差(近視・遠視・乱視)と高次収差(微細な光のゆがみ)を精密に解析します。検査時と手術中とでは、姿勢や部屋の明暗の違いで瞳孔の中心や目の角度が変わってしまいますので、測定結果が正しく手術中のレーザー照射に反映されるように虹彩紋理認識システムIR(Iris Registration)を備えています。

イントラレース®フェムトセカンドレーザーは、数千個のレーザーパルスを並列させて角膜内に切除面を形成します。フラップの大きさや厚さなどがコンピューター制御でき、非常に安全に理想的な形状のフラップを作成することができます。2009年6月、最新機種であるiFSにバージョンアップしました。

WaveScan® WaveFrontシステムで得られたデータを活用し、高精度なレーザー照射をおこないます。自動センタリング機能を備えたActive Trak 3Dアイトラッキングや、虹彩紋理認識システムIR(Iris Registration)などさまざまな最先端テクノロジーを駆使しています。
iLASIK® (アイレーシック®)はアメリカでは過酷な状況下でも耐えうると判断され、2006年12月に米国国防省が戦闘機のパイロットへ、2007年9月には航空宇宙局(NASA)が宇宙飛行士へ承認した唯一のレーシックです。 2009年2月、カナダでも同様に戦闘機パイロットへ承認しました。
なぜiLASIK®は他のレーシックと違うのか

目に入る光の成分には低次収差(近視・遠視・乱視の成分)と、指紋と同じようにすべての方で異なる高次収差があります。高次収差とは、光が目の表面の角膜から水晶体を通過して網膜に届くまでに、それぞれが持つ目の形状によって微細にゆがんでしまうことです。メガネやコンタクトレンズで低次収差を矯正することはできますが、高次収差を矯正することはできません。同じ“視力” でも人によって “見え方” が異なるのは高次収差の違いによるもので、高次収差が少ない方はクリアに見え、高次収差が大きい方は、判別はできますがすっきり見えません。この高次収差を矯正することができれば、その方にとって最も快適な “見え方” になると言われています。

通常のレーシックは、近視・遠視・乱視の度数によってレーザーの照射量を変えて一定のパターンで照射するもので、矯正できるのはメガネやコンタクトレンズと同じように 低次収差 (近視・遠視・乱視) のみです。
iLASIK®(アイレーシック®)は、WaveScan®、Intralase iFS、 VISX STAR S4 IR レーザーシステム、これら3つの最先端技術の融合により高次収差を矯正し、さらに “上質な見え方” を実現することが可能になりました。
2000年1月、厚生労働省はVISX STAR レーザーシステムに対し、屈折矯正手術目的での使用を承認しました。さ らにカスタムレーシックも2003年5月23日、世界で最も基準が厳しいといわれる FDA:米国食品医薬品局(日本の厚生労働省に該当) の認可を得ており、安全性と効果について確率された手術方法です。

高次収差を測定するために、天体望遠鏡の開発技術である” Wavefront テクノロジー” を応用した技術、WaveFront システムが WaveScan® に内蔵されています。この WaveFront システムは、240 ヶ所ものポイントを瞳孔上に設置し、低次収差と高次収差を測定します。測定したデータはフーリエ解析という独自の方法にて解析され、その後エキシマレーザーシステムに移してレーザー照射プログラムを作成します。フーリエ解析は他の検査機器で使われているゼルニケ解析よりはるかに高い精度で収差を解析しますので、高次収差を的確に矯正することができます。


レーシック手術は、角膜の中央部分にレーザーを照射して人工的にその部分の形状を扁平化または突出化 させ、近視・遠視・乱視を矯正します。そのため、レーザーを照射した部分と照射していない部分とでは光の入り方に差ができることになります(高次収差の増加)。特に夜間や暗い部屋で瞳孔が大きくなった時にその差を顕著に感じるようになり、光がにじんで見えたり(ハロ)、ギラついてまぶしく見えてしまうことがあります(グレア)。

iLASIK®(アイレーシック®)では、WaveScan®にて手術前に収差を計測し、それをできるだけ増加させないようにプログラムしてレーザーを照射しますので、レーシックに比べてハロやグレアを軽減することができます。


手術前の検査は座った状態でおこないますが、実際の手術中は仰向けになります。その姿勢の違いで眼球の位置が平均で約2.2度 回転 (回旋)ずれてしまいます。また、検査時は収差の測定の為に照明を暗くしているので瞳孔が大きくなりますが、手術中は明るいレーザーの光が目に当たるので、瞳孔が小さくなります。瞳孔の大きさが変化すると、瞳孔の中心もずれてしまうことがあります。いくら精密な術前検査をおこなっていても、これらの環境の違いによってレーザーの照射位置がわずかにずれてしまった場合、逆に手術後に高次収差が増加してしまいます。iLASIK®(アイレーシック®)はふつうの乱視だけではなく不正乱視も矯正するようにプログラムされていますので、正確に目標どおりの矯正をおこなうためにはレーザーの照射位置や角度はもっとも重要です。
iLASIK®(アイレーシック®)は、WaveScan®での検査結果が正しく手術に反映できるように、虹彩紋理認識システムIR (Iris Registration)という機能が備わっています。検査時に一人ひとり異なる虹彩の模様の特徴を読み取り、それをもとに瞳孔の中心位置も把握していますので、手術中にエキシマレーザーシステムが読み取った虹彩のデータと照合して目の位置のずれを感知し、補正することができます。高次収差の増加を抑える最高精度のiLASIK®(アイレーシック®)を正確におこなうには、なくてはならない大切なものです。
現在多くのエキシマレーザーシステムがありますが、このIR機能がすべてのシステムに備わっているわけではありません。

手術中は眼球が動かないことが理想ですが、どうしてもかすかに眼球は動いてしまいます。VISX STAR S4の位置合わせ技術(3-Dアクティブトラック)は、レーザー照射中の眼球の動きを立体的に補足し、三次元追尾しながらレーザーを正確に照射します。もし眼球が大きく動いた場合は、レーザー照射を自動的に停止するセーフティ機能が働くので、もし目が動いてしまったら、とご心配な方にも安心です。

■ Variable Spot Scanning (VSS)
レーザーの照射径の大きさを、0.65mm〜6.5mmの間で角膜を矯正する位置や形状によって最適に変化させながら、レーザーの照射を行います。これにより角膜の切除量を抑え手術時間を最短にすることができます。
■ Variable Repetition Rate (VRR)
レーザーの照射速度を6-20Hzの間で変化させながら照射することで、角膜の温度を一定に保ち、角膜への負担を最小限に抑えます。
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レーシックの手術中に角膜フラップを作成する方法として、マイクロケラトームという刃(ブレード)を使用する方法と、フェムトセカンドレーザーでレーザー照射する方法があります。みなとみらいアイクリニックではこれまでマイクロケラトームを使用して安全にきれいなフラップを作成してきましたが、近年フェムトセカンドレーザーの改良が進み、レーザーを使用してフラップを作成した場合の方がメリットがあることがわかってきましたので、2009年3月よりこの方法を導入いたしました。
みなとみらいアイクリニックで使用しているフェムトセカンドレーザーは、AMO社製のイントラレース®レーザーで、この種のレーザーでは世界一のシェアを持つ機種です。イントラレース®レーザーを使用したレーシックのことを、イントラレーシック(Intra LASIK)と呼びます。

イントラレーシック(Intra LASIK)では、レーシック手術のすべてをレーザーで完了することができます。安全性がより高く、精度も向上し、術後の視力の回復も術前の予測により近い数値になります。みなとみらいアイクリニックでは、マイクロケラトームでしか角膜フラップが作成できない方以外は、イントラレーシック(Intra LASIK)で手術をおこないます。

マイクロケラトームで作成した角膜フラップは、周辺部が厚く中心部が薄いという特徴がありましたが、イントラレース®レーザーで作成したフラップは全領域において均一な厚さになり、薄いフラップを安全に作成することができます。また、なめらかな切断面が得られるので、フラップ作成における高次収差の増加も少なくなります。
フラップ縁の角度も調整可能で、マンホールの蓋のようにぴったりとフラップを戻すことができるので、ずれにくく強固な接着となります。上皮細胞のフラップ下への迷入も最小化することができます。


マイクロケラトームによるフラップ作成よりも角膜の神経線維の切断が少なく、手術後のドライアイの軽減にも有効であると考えられています。


フラップの大きさや位置、ヒンジの角度も自由にプログラムすることが可能なので、レーザーの照射面積がマイクロケラトームより広く取ることができます。その結果より精度の高いレーシック手術が可能になりました。

* iLASIK 及び IntraLaseは、Abbott Laboratoriesとその関連会社が保有し又は使用が許諾されている商標です。
アイレーシック®(iLASIK®)のメリットとデメリット
レーシックでは矯正できない高次収差を解析・矯正しますのでレーシックより見え方の質がよく、夜間のハロ・グレアを軽減することができます。レーザー照射をより正確におこなうことができるシステムが活用でき、レーシックより矯正精度が高くなります。イントラレース®レーザーを使用して作成したフラップは厚みが均一で、角膜強度の安定性が高くなります。 |
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アイレーシック®(iLASIK®) は、視・遠視・乱視以外の細かな歪みに合わせてレーザーで角膜を削るので、レーシックに比べるとレーザーの照射量が増えます(角膜の切除量が増える)。 |
*角膜の厚みが十分にない方はアイレーシック®(カスタムレーシック)をご希望された場合でも適応にならないことがあります。また、WaveScan®での検査結果によっても、適応にならないことがあります。
次にあてはまる方は、基本的にアイレーシック®(iLASIK®)手術適応外になります
- 眼の病気(円錐角膜・白内障・網膜疾患など)がある
- 全身の病気(重篤な糖尿病・膠原病など)がある
- 近視度数−10.0D以上・遠視度数+6.0D以上・乱視度数−5.0D以上
- 角膜が薄い方
- 年齢17歳以下
- 屈折矯正手術が許されない特殊な職業
- 妊娠中
手術の流れ
イントラレーシックのページをご参照ください。
アイレーシック®(iLASIK®)手術後のケア
イントラレーシックのページをご参照ください。