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HOME > 円錐角膜治療について > 円錐角膜治療の方法(角膜内リング・坪田式円錐角膜治療(TGCK)・角膜クロスリンキング)
円錐角膜治療について
円錐角膜治療の方法
円錐角膜手術後のライフスタイル

円錐角膜治療の方法

円錐角膜とは?

円錐角膜円錐角膜は、角膜が薄くなり、前方に突出してくる病気です。軽度の円錐角膜では、視力が低下したり、見え方にゆがみが生じます。中等度までの円錐角膜はハードコンタクトレンズによって矯正できますが、重度になるとハードコンタクトレンズでも視力が出なくなり、角膜の一番出っ張っているところがコンタクトレンズとこすれて痛みがでるために、コンタクトレンズの装用ができず、角膜移植が必要となります。進行の度合いは人により様々で、数ヵ月の間に進行する場合や何年もかけて進行する場合があります。

適応検査で円錐角膜と診断された場合、軽度でもエキシマレーザーを使って角膜を削る視力矯正手術を行うと、角膜強度が低下し、円錐角膜が進行する可能性があるので、残念ながらレーシックやPRKなどのエキシマレーザーを使った視力矯正手術を受けることができません。


円錐角膜治療の種類

円錐角膜治療には、下記の2つがあります。

角膜内リング(ICRS)   坪田式円錐角膜治療(TGCK)

角膜内リングは、角膜に半円弧状の2つのリングを挿入することによって、角膜の前面のカーブを変え、軽度近視を矯正したり、円錐角膜の進行を遅らせます。

 

慶応義塾大学医学部眼科教授であり、みなとみらいアイクリニックの手術顧問である坪田一男が開発した円錐角膜治療方法です。

角膜クロスリンキング    

角膜クロスリンキングとは、ドイツのSeilerらが開発した治療方法で、円錐角膜の進行を抑える効果があります。ICRSと組み合わせて治療すると、より効果が高い場合があります。

 

 

角膜内リング(ICRS)

角膜内リング(ICRS)はこんな方に適しています 軽度の近視の方、自覚症状の無い予備軍も含めた円錐角膜の方、角膜屈折矯正手術後の角膜拡張症と診断された方

特徴

角膜内リングは、角膜に半円弧状の2つのリングを挿入することによって、角膜の前面のカーブを変え、軽度近視を矯正したり、円錐角膜の進行を遅らせます。

角膜内リングは、もともと軽度近視を治療するために開発されたものですが、−3.00D前後までの軽度近視が治療の対象であり、乱視を矯正することができないため、近視に対する視力矯正で使われることは少なくなり、レーシック後の追加矯正で使用されることがあります。さらに、円錐角膜の目に角膜内リングを挿入すると、円錐角膜の出っ張りが平らになり、コンタクトレンズが装用できるようになったり、メガネでの視力が回復される場合があることがわかり、現在では円錐角膜の治療として使われるようになりました。角膜内リングは、角膜内で一種の骨組みとして働き、角膜強度が増加し、角膜移植を回避又は遅らせることができます。ただし、角膜内リングの手術によって角膜の形状は徐々に変化するため、レーシックのように手術直後から回復するわけではありません。

角膜内リングは、進行した円錐角膜の患者様の視力回復や円錐角膜の進行を遅らせる手段として、非常に有効な方法です。メガネでの視力が回復された場合は、フェイキックIOLによって裸眼視力を回復することも可能となります。

みなとみらいアイクリニックでは、2000年から角膜内リングを導入しています。

手術方法

角膜内リングは、点眼麻酔をした後、角膜に小さな切開を加え、その切開部から弧状のトンネルを2本つくり、そこに半円弧状の2つのリングを挿入します。手術後リングを外すと元の状態に戻すことができます。


手術後のケア

定期検査
ICRS(角膜内リング)の手術後は、定期的に以下の日程で検査が必要になります。
翌日・(3日後)・1週間後・1ヶ月後・3ヶ月後・6ヶ月後・1年に1回

注意事項

手術後3ヶ月程は以下の点に注意して生活していただく必要があります。

  • 翌日の検査が終わるまでは、入浴・洗髪・洗顔を控えてください。
  • 手術後1週間までは外出時に保護用眼鏡、睡眠時に保護用眼帯を使用してください。
  • すべてのスポーツは1ヶ月間控えてください。(水泳を含む)
  • 基本的にコンタクトレンズの使用は3ヶ月ぐらい控えてください。


坪田式円錐角膜治療(TGCK)

坪田式円錐角膜治療(TGCK)はこんな方に適しています 重度の円錐角膜の方

特徴

慶応義塾大学医学部眼科教授であり、みなとみらいアイクリニックの手術顧問である坪田一男が開発した円錐角膜治療方法です。CKの技術を応用して角膜の形状を整えます。

手術結果の紹介

治療前 裸眼視力 0.02 矯正視力 0.15 HCL装用視力 装用不可
治療3ヵ月後 裸眼視力 0.4 矯正視力 0.6 HCL装用視力 1.5


角膜クロスリンキング

円錐角膜と診断された方、角膜内リングICRS手術後の方、角膜屈折矯正手術後の角膜拡張症(エクタジア)と診断された方

特徴

豚眼に対しての角膜クロスリンキング後角膜クロスリンキングとは、ドイツのSeilerらが開発した手術方法です。角膜にリボフラビン(ビタミンB2)を点眼しながら365nmの波長の紫外線を角膜に照射すると、角膜の大部分を占める実質コラーゲン繊維が架橋(クロスリンキング)されます。これにより角膜の強度が強くなり、円錐角膜の進行を抑えることができます。また、角膜が若干平坦化するので、近視も少し矯正する効果があります。研究結果に基づき、角膜内皮細胞より眼内の組織にはほとんど影響がない安全な紫外線の強さと照射時間で手術をおこないます。

この手術は、角膜内リング(ICRS)挿入後の角膜に対しての形状保持にも適しています。


角膜クロスリンキング前後比較

手術方法

  1. 麻酔薬を点眼し、専用のブラシで角膜上皮を取り除きます。
  2. 角膜実質にリボフラビン(ビタミンB2)を2分毎に30分間点眼します。
  3. 角膜に30分間紫外線を照射します。
  4. 角膜保護用のソフトコンタクトレンズを入れて終了です。

手術後のケア

定期検査
角膜クロスリンキング後は、定期的に以下の日程で検査が必要になります。必ずご来院ください。
翌日・3日後・1週間後・1ヶ月後・6ヶ月後・1年に1回

注意事項

手術後3ヶ月程は以下の点に注意して生活していただく必要があります。

  • 翌日の検査が終わるまでは、入浴・洗髪・洗顔を控えてください。
  • 手術後1週間までは外出時に保護用眼鏡、睡眠時に保護用眼帯を使用してください。
  • すべてのスポーツは手術後1週間控えてください。激しいスポーツや水泳などは1ヶ月間控えてください。
  • 基本的に治療後4週間はコンタクトレンズを装用しないでください。

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