白内障手術

取り扱い眼内レンズ

多焦点眼内レンズ

みなとみらいアイクリニックでは、主に下記の10種類の多焦点眼内レンズを取り扱っています。一口に多焦点レンズと言ってもレンズによって特徴があり、遠くから中間が見やすいもの、手元が見やすいもの、夜間の光のにじみが他のレンズより抑えられているものなどの中から、患者様の目の状態や環境をお伺いした上で適したものを選択して手術を行っています。当院で使用しているすべてのレンズは、CEマーク(すべてのEU加盟国の基準を満たす商品に付けられるマーク)を取得しています。

Intensity

Intensity (インテンシティ)
5焦点・回折型
乱視用レンズ…なし CEマーク…あり
加入度数+3.00D (老眼鏡目安+2.40D)、中近+2.00D、中間+1.50D、遠中+0.90D

IntensityはイスラエルのHanita_Lenses社製のレンズです。最新の回折構造により、従来の回折型2焦点や3焦点より光効率が最大化し、遠方・遠中(133cm)・中間(80cm)・中近(60cm)・近方(40cm)の5ヶ所に焦点が合うレンズです。光のロスが少ないため、夜間の光のにじみやまぶしさが抑えられることが期待されます。

TECNIS Synergy

TECNIS Synergy™ (テクニス シナジー)
EDOF+回折型
乱視用レンズ…あり CEマーク…あり
加入度数 非公表 (老眼鏡目安+2.50D相当)

TECNIS Synergy™はアメリカのJohnson & Johnson Vision社製のレンズです。同メーカーから発売された遠近の2焦点レンズとEDOFレンズ(主に遠方から中間距離まで連続した焦点を結ぶレンズ)の回折テクノロジーを組み合わせ、遠方から近方まで連続的で鮮明な見え方を提供することを目的として作られたハイブリッドレンズです。レンズの材質が紫色光をカットするため、夜間の光のにじみやまぶしさが低減します。選定療養の対象レンズです。

PanOptix Trifocal

PanOptix® Trifocal (パンオプティクス トリフォーカル)
3焦点・回折型
乱視用レンズ…あり CEマーク…あり
加入度数+3.25D (老眼鏡目安+2.50D)

PanOptix® TrifocalはアメリカのAlcon社製のレンズです。遠方・中間・近方の3焦点になっています。夜間の街頭や車のライトが滲んで見える場合があります。パソコンの作業が多い方におすすめしています。選定療養の対象レンズです。

Acriva Trinova

Acriva Trinova (アクリバ トリノバ)
3焦点・回折型
乱視用レンズ…あり CEマーク…あり
加入度数+3.00D (老眼鏡目安+2.40D)

Acriva TrinovaはドイツのVSY BIOTECHNOLOGY社製のレンズです。遠方・中間・近方の3焦点になっています。レンズの表面が独自のなめらかな形状による回折構造になっており、光のロスが少ないため、夜間の光のにじみやまぶしさが抑えられることが期待されます。

ALSAFIT FOURIER

ALSAFIT FOURIER (アルサフィット フーリエ)
3焦点・回折型
乱視用レンズ…あり CEマーク…あり
加入度数+3.55D (老眼鏡目安+2.80D)

ALSAFIT FOURIERはドイツのALSANZA社製のレンズです。遠方・中間・近方の3焦点になっています。レンズの表面が独自のなめらかな形状による回折構造になっており、光のロスが少ないため、夜間の光のにじみやまぶしさが抑えられることが期待されます。また、新しいレンズ設計により、暗所でも比較的手元が見やすいレンズです。

RayOne Trifocal

RayOne Trifocal (レイワン トリフォーカル)
3焦点・回折型
乱視用レンズ…あり CEマーク…あり
加入度数+3.50D (老眼鏡目安+2.80D)

RayOne TrifocalはイギリスのRayner社製のレンズです。遠方・中間・近方の3焦点になっています。レンズ光学部の一番外側に遠方用の度数が入っているため、夜間の運転にも問題はありませんが、逆に暗いところでは中間から手元がやや見えにくくなる可能性があります。

FineVision

FineVision (ファインビジョン)
3焦点・回折型
乱視用レンズ…あり CEマーク…あり
加入度数+3.50D (老眼鏡目安+2.80D)

FineVisionはベルギーのPhysIOL社製のレンズです。遠方・中間・近方の3焦点になっています。夜間の街灯や車のライトがにじんで見える傾向があります。夜間の運転が少なく、パソコンぐらいの距離感の作業が多い方におすすめしています(作業内容によっては老眼鏡が必要になります)。

LENTIS® Mplus シリーズ

LENTIS(レンティス) Mplus シリーズ
2焦点・分節状屈折型
乱視用レンズ…あり CEマーク…あり

LENTIS® Mplusは、オランダのTeleonSurgical社製の眼内レンズです。上部に遠く用、下部に近く用の度数が入っています。構造上、夜間の光のにじみが回折型レンズよりも抑えられており、夜間の運転が多い方に向いているレンズです。乱視用レンズは、度数が0.01D単位の完全オーダーメイドになります()。
LENTISは手元を見るための加入度数が3種類あり、よりその方の環境にあったレンズを選ぶことができます。LENTIS Mplus MF30とLENTIS MplusX MF30の加入度数は同じですが、MplusXの方が手元を見るための度数が入った部分の面積が広いので、シリーズの中では一番手元が見やすいレンズです。
  • LENTIS Mplus MF30 加入度数+3.00D (老眼鏡目安+2.40D)
    遠方★★★★ 中間★★ 近方★★★

  • LENTIS MplusX MF30 加入度数+3.00D (老眼鏡目安+2.40D)
    遠方★★★ 中間★★★ 近方★★★★

  • LENTIS Mplus MF20 加入度数+2.00D (老眼鏡目安+1.60D)
    遠方★★★★ 中間★★★ 近方★★

  • LENTIS Comfort 加入度数+1.50D (老眼鏡目安+1.20D)
    遠方★★★★ 中間★★★★ 近方★★

mini well ready

mini well ready (ミニウェルレディ)
累進焦点・EDOF
乱視用レンズ…なし CEマーク…あり

mini well readyは、イタリアのSIFImedtech社製の眼内レンズです。従来の多焦点眼内レンズは、屈折型か回折型でしたが、どちらにも属さない世界初の球面収差を利用した累進焦点眼内レンズです。多焦点眼内レンズの特徴である夜間の光のにじみやまぶしさがほとんど出ないと言われ、夜間の運転が多い方に向いているレンズです。他のレンズより遠くから中間の見え方は自然ですが、近くの見え方は弱めです。

IC-8

IC-8 (アイシーエイト)
単焦点 ピンホール付帯型
乱視用レンズ…なし CEマーク…あり

IC-8は、アメリカのAcuFocus社製の眼内レンズです。アメリカFDAの承認を取得している老眼治療用リングと同様の、直径3.23mm、厚さ5μm、中心に1.36mmの穴があいた黒いリングが、レンズ光学部中央に入っています。IC-8は単焦点レンズですが、遠方が見やすいようにレンズ度数を合わせた場合でも、黒いリングが作り出すピンホール効果によって焦点深度が深まり、中間と近方も見やすくなります。夜間の光のにじみやまぶしさは、回折型・屈折型に比べて少ないと言われています。


選定療養を利用した多焦点眼内レンズを用いた白内障手術をお考えの方へ

当院は自由診療のクリニックのため、選定療養制度の対象になりません。選定療養を利用した白内障手術をご希望の場合は、同医療法人の保険診療眼科である"クイーンズアイクリニック"へお問い合わせください。